「グラタン」の意味ってもともとの由来は何なの?

「グラタン」っておこげがあるのが特徴的ですよね。このグラタンの意味はそこにあるんです。

フランス発祥のグラタンは、耐熱皿に具入りのペシャメルソース(ホワイトソース)を流し込んで、チーズやパン粉を乗せて焼いたものです。

シーフードグラタン・ミートグラタンなどバリエーションはいくつもあるのですが、どれも表面にこんがり焼き目がつくまで、オーブンで焼き上げるのが美味しくなるコツです。
というより、おこげが全くないグラタンはグラタンではないですね。

とはいうものの、グラタンは焼きすぎて焦げてしまった料理が、いざ、食べて見ると意外に美味しかったことから生まれた料理なのです。

グラタンは『グラッチ』(こそげ落とす)という意味からきた言葉なんです。イタリア語の挨拶の「グラッチェ」とは違います (笑)

つまり、

グラタンは「食べ物の小鍋にこびりついた部分」という意味

なんです。
そこからやがて、料理の表面に焦げ目をつけて、焼き上げる料理全般をグラタン、と呼ぶようになったのが元々の意味です。