外壁塗装と屋根塗装の費用と作業はネットが一番安くて安心できました

外壁塗装のビフォーアフター
外壁塗装前の状態

一軒家を中古で購入して、10年が経ちました。

遠くから見たり写真で見ると、それほど痛んでいるように見えない外壁や屋根ですが、近くで見ると塗装が剥げたり、雨どいが壊れていたりしていました。

およそ1年位前から、新築から数えて築15年が経過していて『そろそろ外壁塗装と屋根塗装をするころだなぁ』と考え始めたんですね。

とはいえ、いまいちやらなきゃいけない感がでてこなくて、「まだいいかな」という気持ちがずっとあり、実際に実行するまではどこか及び腰でした。

なかなか外壁塗装を決断できなかった一番の要素は、

なんとなく外壁塗装って高そう。

200万くらいかかるんたろうなぁ

的な想像上の費用の点でしたからね。

実際には、思っていたよりずっと安い費用で、かなり丁寧な作業をして外壁塗装が終わりました。

ここでは、今回、自宅の外壁塗装をした過程を詳しく紹介します。外壁塗装や屋根塗装をしようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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外壁・屋根塗装の見積もりをとってから工事完了まで2ヶ月弱でした

塗装前の家の外壁

外壁・屋根塗装の費用の見積もり

自宅には投げ込みチラシでたまに「塗装は○○万円です!」という地元の工務店の広告が入ってきます。

そのチラシって、素人からみても『大きな家も小さな家も同じ金額のわけないよなぁ』と思っていたんですね。

ネットで相場を確認するために見積もりしてみることにしました。

入力の項目などはシンプルで、ほんと1分もかからずに大体の費用がつかめました。

自宅の塗装をしたらいくらになるか45秒でチェックしました

外壁塗装・屋根塗装の流れをつかむ

外壁と屋根の塗装をするにあたって、これからどんなことをするのか、ざっくりと流れをつかむところから検討しました。

参考→外壁・屋根塗装がはじまってからの流れ

外壁と屋根の塗装工事を取り掛かったら、だいたい1ヶ月前後の期間がかかるんですね。

天候とかにも依るんでしょうけど、あの鉄の棒を組み合わせた足場が1ヶ月ほど家の周りを囲んでいるイメージだけはできました。

業者が実際に自宅にきて簡単なチェック

見積もりのお願いを細かくしてもらうことをお願いしたら、後日、実際に数社が検分にやってきました。

どの業者も家の大きさをはかって、その大きさに応じて値段を算出するようなんですね。

計測した数字を会社に持ち帰って、見積もりソフトに入れて、算出するらしいです。

今の家の屋根や外壁の状態をチェック

屋根塗装前の状態
屋根塗装前の状態

1階と2階の間にある屋根の部分です。

1階と2階の間の屋根の部分の塗装前の状態
屋根塗装前のコケやカビがついている状態

長年の雨水がたまって、屋根にコケやカビがこびりついちゃってますね。

よくよく見るとかなり汚らしく見えます。

この状態だと、遠くから見ても汚れが目立つくらいになっていますよね。

外壁塗装前の状態
家の北側の外壁はカビで汚れている

自宅から見て、北側の外壁は、ところどころ色が黒ずんでいる部分がありますね。

カビやコケがこびりついて、日光が当たりにくいのでそのままたまっていったんでしょう。

軒下部分と無い部分の外壁の違い

軒下部分は、雨が下に流れ落ちないのでコケはついていないのですが、それ以外の部分は、雨水がコケやカビになってへばりついていますね。

外壁塗装の塗料の種類によって値段が違う
外壁塗装の色のバラエティ

外壁をどの色にするか、業者さんがサンプルを渡してくれました。

あまりにもたくさんの色があって、イメージするだけでもバリエーションがたくさんできますね。

色を決めるのは、実際に塗装がはじまる前くらいまでのタイミングまででOKとのことでした。

外壁塗装の最終的に決めた色

家族とも相談して、「今までの外壁の色とは違うほうが楽しそう」という結論になりました。

1階部分と2階部分の2種類の色が選べることになっていました。

具体的な色を決める際には、「明るい色がいい」「シンプルな色がいい」などなど。。。。いろいろな意見が出てきますよね(笑)

最終的に決めた色は、1階部分は「白」っぽい色、2階部分は「濃い紫」にしました。

が、完成した色は思っていたより明るい色でした ^_^;

屋根の塗装色も決める
屋根の塗装色のサンプル

外壁の色を決めてから、屋根の色を決めました。

サンプルを見てもわかるように、ほとんどの色が黒系なんですよね。

以前、夏の日に家の屋根裏にあがったときに、ものすごく屋根が暑かったの思い出しました。塗装前はよくある黒っぽい屋根だったんですね。

実際に周りの家を見渡して見ると、ほとんどが黒系です。グーグルマップで上から見るとそうですよね。

そこで、もしかしたら白っぽい屋根にしたら光を反射する事で、屋根の暑さが和らぐのでは?と素人考えで白系にすることにしました。

ただ、真っ白だと汚れが目立ちそうなので、ライトグレーという色に決めました。

実際に外壁・屋根の塗装がはじまった

仮設の足組み

業者によっては、足場を組むだけで23日かかるところもあるそうなのですが、若い二人の職人さんが来て、一気に1日で完成させていました。

飛散防止シートを張ったのは、次の日に高圧洗浄機を使って、壁や屋根をきれいにする職人さんがやっていました。

飛散防止シートを張る

外壁・屋根塗装をしている家では、よくシートを張った状態になっていることがありますよね。

高圧洗浄の水や、塗っているペンキが周りの家や自動車に飛び散らないように、飛散防止シートを家全体に張ります。

飛散防止シートを張った後

飛散防止シートは業者によっては、どこかしらに電話番号とか会社名とか宣伝チックなものが書いてあることがありますよね。

今回お願いした塗装業者さんの飛散防止シートには何も書かれていないので、こちらも気を使わなくていいし、気恥ずかしさもないです。

飛散防止シートは屋根・外壁塗装をしている間中続く

外から見たらシートがかぶっている状態で、「あ~ペンキやってるなぁ」くらいですよね。

でも、家の中はあんがい圧迫感があります。

シャッターをあけてもシートがかかっていたり、作業している人がいるとシャッターも開けにくいですからね。

そんな状態が、最後の塗装完了までおよそ2週間くらい続きます。

高圧洗浄をする

高圧洗浄は、車の洗車をするときに使うようなものですね。

塗装業者さんが使う高圧洗浄の機械は、勢いが強いです。

高圧洗浄の様子
外壁部分を高圧洗浄する

2階部分の本来は白い壁を洗浄しています。

水が当たっている、というより、ほうきで掃いているように見えますね^.^

屋根を高圧洗浄機できれいにする

屋根もカビやコケをとるために高圧洗浄機をつかってきれいにします。

屋根はモロに雨を受けるので、じめ~っとした期間が続くと痛みやすいですよね。

一気に洗浄すると、見違えるように汚れがとれていきます。

高圧洗浄後の屋根

高圧洗浄した後の屋根はもともと黒い色だったのですが、うすくなったにしてもきれいになってますね。

ここから、3度塗りの屋根塗装がはじまります。

軒下部分の高圧洗浄

屋根から少し出た 軒下部分の高圧洗浄です。

ここは、外壁塗装と完成後の色は違うのですが、ひび割れていたら補修したり、塗装するんですね。

外壁・屋根を塗装する部分以外の高圧洗浄の様子

高圧洗浄ができるところは、塗装する外壁や屋根の部分以外もこの際にやってもらえることが多いです。

シャッターを高圧洗浄してきれいにしている

シャッター(雨戸)を閉めて、高圧洗浄をかけてもらいました。

雨風をよけていたけどまるで洗った事がなかったので、かなりきれいになりました。

窓ガラスの部分を高圧洗浄

2階の窓ガラスの部分を高圧洗浄してもらいました。

普段、窓ガラスを掃除するにも2階部分ってなかなかリスキーなところがありますが、一気にきれいになりました。

家の塀部分も高圧洗浄してもらう

家の塀の部分を高圧洗浄してもらいました。

家の入り口の石畳部分の高圧洗浄

家の入り口にある、石畳部分の部分も、泥がくっついてい部分を高圧洗浄してくれました。

一気にホコリと泥が取れるので、おもしろいくらいにきれいになっていきますね。 

養生をする

外壁や屋根の塗装をしない部分にシートをかぶせたりカバーをするのが、養生です。

家の基礎部分、窓サッシ、土間、植木、建物周辺にある給油器やエアコン室外機などは塗装のペンキがつかないようにカバーやマスキングテープを張ります。

場所によっては、隣の家に近い部分や住宅や車などにもビニールシートをかぶせるなどの養生をすることもあります。

電気メーターを養生する

毎月検針員の方がチェックしに来る電気のメーターも塗装がかからないように養生してます。

下地処理をする

塗装の前にひび割れ箇所や補修箇所を直しておくことで、塗装した後にひび割れなどが再発しないように下地処理をします。

外壁のひび割れたところ
ひび割れしてクラッキングしている箇所
和室窓付近のひび割れしている箇所

外壁でひび割れたところは、高圧洗浄した後に、下地処理をして直してから塗装に入ります。

屋根のねじが取れた部分の下地処理

屋根から雨水をうける部分のねじが取れたので、補修しています。

外壁塗装(1/3)下塗り(シーラー)

外壁塗装の完成系までに3回のペンキを塗ることになるのですが、1回目に塗るのは、下地調整として塗料と塗料をつなげる塗料タイプの接着剤であるシーラーを塗ります。

下塗りシーラーの塗料として使ったもの

下塗り(シーラー)として使った塗料の缶はこちらでした。

見てのとおりの「ニッペ ファインパーフェクトシーラー 」です。参考→日本ペイント(メーカー)の資料

下塗りは、白色と透明の色があるんですね。

素人目には、白色のほうが、塗ってるなぁ感覚を感じますよね。

玄関付近の下塗り部分をしたところとしていない部分
シーラーを塗装した部分と塗装していない部分の外壁

シーラーには、無色透明のものと色が付いているものがありますが、今回の業者さんが使っていたのは白色のものでした。

もとの外壁色が色がついていたので、リセットしたことが一発でわかりますね。

ツバメの巣がある玄関部分

玄関の上のほうにツバメの巣があって、毎年春になると子育てを始めます。

すべてを塗装するとなると、巣を取り払うことになるので、この部分だけ塗装しないようにお願いしました。

外から見れば内側なので目立たないしOK!

塗装業者さんの塗装も本当は2月からだったのですが、ツバメが戻ってくるかも、ということで1ヶ月早い1月から作業を変更してくれました。

外壁塗装(2/3)中塗り

上塗りをしっかりと補強するための下地を作るための塗装が中塗りです。

厚みが出ると、上塗りでの色落ちしたり、まだら状にならないようになる役目があるんですね。

中塗りとして使っていた塗料

中塗りとして使っていた塗料の缶です。

エスケー化研の水性の製品だそうです。参考→エスケー化研(メーカー)の資料

一般的な家庭の一軒家でも、16kg缶を4缶も使うんですね。

下塗り部分と中塗り部分の違い alt="下塗り部分と中塗り部分の違い
玄関部分の2回目の外壁塗装中塗り
外壁2回目の塗装

中塗りは下塗りと似たような白色ですが、よく見ると違ってますね。

2階部分の中塗り

2階部分は色が紫色で、白とはまったく違うので、中塗りしているのが一目瞭然ですね。

外壁塗装(3/3)上塗り

中塗りが乾燥したら、間隔をあけて仕上げの最後の塗料を塗ります。

仕上げの上塗り塗装
上塗り塗装したところと中塗りとの違い部分

1月の寒い日に塗装をしたので、3度目の上塗りは中塗りから1日あけて塗装しています。

上塗り(3回目)と中塗り(2回目)、ほぼ同じ色ですよね。

乾いたら違いがほとんどわからないかもしれません。

ここで、3回目を塗った、と言ってごまかす悪徳業者もいるので注意です。

屋根塗装

屋根の塗装も外壁の塗装と同じように、下塗り、中塗り、上塗りと最低3回塗ります。

屋根塗装は外壁塗装と同じ3回塗りをするのが通常ですが、下塗り塗装が終わって中塗りをする前に「タスペーサー」という隙間を作るものを入れることがあります。

タスペーサー

屋根の重なり部分に隙間をあけないと、雨漏りや内部結露ができちゃうんですね。

タスペーサーを使って屋根の隙間をあける

『縁切り』という作業をすることで、細かく隙間をカッターで切り切りしていく方法もあるのですが、タスペーサーを使うと手間や人件費がかからないということで使っていますね。

屋根の3回塗りが終わったところ
完了した屋根塗装の全体像

屋根も3回目の上塗りで終了です。「ライトグレー」の色です。

付帯部塗装

「付帯部」っていうと外壁と屋根以外の部分、というイメージですね。

一軒家だと雨水を流す雨どいだったり、サッシの部分だったりのことです。

屋根下と2階外壁部分の間の付帯部分の塗装

屋根と2階の外壁の間にある部分の塗装です。色は外壁の色でもなく、屋根の色でもない、雨どいと同じ黒色ですね。

軒下部分を塗装し始めたところです。

雨どいを塗装した後

雨どいを塗装した後です。

破風や雨樋などした処理した後には、長持ちする溶剤シリコン系を塗布しています。

塗る前は、プラスチックがはげたような感じだったのが、しっかりした色がついていますね。

外壁塗装完了(ビフォーアフター)

外壁塗装前と外壁塗装後の比較

塗装が実際に始まってから、外壁と屋根の塗装が終わるまで、およそ1ヶ月程度でした。

やはり、外壁塗装前と比べると塗装後は明るく見えます。

新築に戻ったような感じがしますね。

外壁塗装費用が安くなります

築16年のマイホームを初めて外壁塗装をした際に、ネットで見積りをしたら、地元の工務店より45万円も安くなりました。

依頼する塗装業者さんも、悪徳とか手抜きをする業者ではないことが選別されているので安心もあります。

最近ではインターネットでカンタンに、外壁・屋根塗装の相場確認ができます。

自宅の塗装をしたらいくらになるか45秒でわかります(無料です)