ビーフストロガノフは、牛肉と玉ねぎを炒めて、サワークリーム入りのソースで煮込んだロシア料理です。
これは、18世紀後半にエカテリーナ2世の時代に、ロシアの外交官だったビーフストロガノフ伯爵が晩餐会に出したことで評判になったことからこの名前がついたという由来があります。
また、ビーフストロガノフの”ビーフ”は実は、牛のことを意味するのではないのです。
ロシア語で「〜風」「〜流」を意味する「ベフ」が変化して、ビーフストロガノフになったのです。
つまり、このビーフストロガノフの料理は、
「ストロガノフ流」という名前の肉料理だった
、というわけなんです。
だから、元々の名前の意味に従えば、豚肉や鶏肉を使っても、ビーフストロガノフであることに変わりはないのです。
もう当たり前のように「牛肉!牛肉!」と言って、ロースがいい、とかバラ肉がいいとか言っている人もいますが、実はどんな肉でもいいのです。