よく眠れない!
朝になると熟睡できなくて、起きた時にだるい気持ちになることもありますよね。
そんな時に、熟睡できる方法があれば、あればどんな方法でも試したくなるものですよね。
ぐっすり朝まで寝る術
実は、7〜8時間の睡眠が必要とされるのは20代ぐらいまででその後は歳とともに減少します。
30代後半からの中高年が睡眠の量にこだわって無理に7〜8時間寝ようとすると、逆に、熟睡感の低下の原因になります。
よく寝れないなら、「横になるだけでもいいから・・・・」って聞いたことがあるかもしれないですが、それは逆です。
よく眠れない人の場合、眠れず悶々として横になっている時間が長いほど、脳が覚醒し眠れなくなってしまいます。だから横になるだけでも体は休まると言うのは正解ではありません。
なぜ眠れた気がしないのでしょうか?
熟睡できない本当の理由
寝付けない、夜中に目覚める、朝すっきり起きられない…こうした睡眠に関する悩みを持つ人は3000万人を上回ると言われています。
睡眠に悩む人が増えてくるのは、中高年から。
40歳中頃から、なぜか眠りが浅くなったという人がいます。
日中強い眠気に襲われて仕事に集中できず、効率も低下、睡眠導入剤を用いたり、運動や食事など生活習慣を改善してみたりもしましたが、それでも眠れません。
ところが睡眠中の脳波を調べてみると、大半は眠っていると判定が出てきます。
では、なぜ熟睡感が得られないのでしょうか。
その原因は、「古い脳」の覚醒なんです。
それは、敵と戦うかあるいは逃げるかなど、命に関わるような直感的な判断をつかさどっています。ちなみに新しい脳、これを大脳新皮質と言って、進化の過程でご利益に発達した部分です。
熟睡感を低下させる「古い脳 」の覚醒
よく眠れる人の場合は、深い眠りが浅い眠りの間にも交互に訪れます。深い眠りがあることで、脳の疲労を回復させ、傷ついた神経細胞を修復させることができます。
ところが「古い脳」が覚醒していると、本人も自覚できないような数秒から数十秒の短い覚醒が異常に多く現れます。
眠りが浅い人の場合、その回数はなんと70回。そのため深い眠りまで到達できず、睡眠が細切れになっているのです。
それでは熟睡感を得ることができず、日中も脳がうまく働けなくなってしまいます。
熟睡するためには眠気を感じてから寝床に入る
眠れない夜の人が、寝床で横になっているときの「古い脳」の覚醒に関わるストレスホルモンを調べてみたところ、よく眠れる人の約2倍の量でした。
これは寝床に入ること自体がストレスになっているためと考えられます。
というのも、早く寝床に入ってもんもんとする時間が長くなると、食べ物を見ただけで唾液が出てくるように、寝床に入るだけでストレス反応が生じて、古い脳が覚醒してしまうのです。
何しろ、古い脳は直感ですから・・・・
この悪循環を断ち切るには、寝床でもんもんとする時間を短くすることです。
眠れなければね寝室から出て、他の部屋で過ごすようにする。眠気が来てから寝床に入ることが熟睡感を得るポイントです。
古い脳を静めるためには筋弛緩法というのがあります
気を使った筋弛緩法
1 こぶし握り、5秒間力を入れます。
椅子に浅く腰掛けます。背筋を伸ばしすぎず、だらけすぎないようにします。両手を太ももの上に置いて拳を強く握り5秒間力を入れます。
2 糸が切れたように一気に力を抜きます。
操り人形の糸が切れたように、気にての力を抜きます。
3 15秒間以上力をゆるめる
15秒間以上力抜いた状態のままで、緩めている感覚を意識します。
上半身を使った筋弛緩法
1 上半身に5秒間力を入れます。
椅子に浅く腰掛けます。背筋を伸ばしすぎず、ダラダラしすぎないようにします。
拳を握って、脇を締めます。拳を胸に押し付けながら両肩を上げ、5秒間力を入れます。腹筋や背筋にも力を入れます。
2 糸が切れたように力を抜きます
釣り人形の糸が切れたように一気に上半身の力を抜きます。
3 15秒間以上力を緩めます
15秒間力抜いた状態のままで、緩めている感覚を意識します。
どちらも1から3を2回程度繰り返します。
寝る30分ほど前に寝室以外の場所で行うと良いです。
熟睡できる方法とは、つまりのところ、この直感を司る古い脳を静かにさせる、ということに尽きるんですね。
やってみたら、直感を体の機能を利用することで、コントロールして静めて熟睡してみると、熟睡サプリなんかはいらなくなるくらい、よく眠れますよ。