政府四演説といえば、 通常国会の冒頭に行われる
- 首相の「施政方針演説」
- 財務大臣の財政演説
- 外務大臣の外交演説
- 経済財政担当大臣の経済演説
のことを言います。
各党の党首クラスが行う代表質問はこの四演説を受けて行われます。
また、首相は施政方針演説の他に「所信表明演説」を行うこともあります。
この「施政方針演説」と「所信表明演説」の違いはどこにあるのでしょうか?
まず、施政方針演説は、首相が毎年1月に召集される通常国会の冒頭に行われて、内閣全体の基本方針を語る演説です。
もう一方の、所信表明演説は、臨時国会や新しい首相が決まる特別国会で行われる演説のことです。 首相がこれからどのような政治を行うのか、政治家としての考えを明らかにする演説です。どちらかというと首相の個人的な考え方を示しているものですね。
こういった「施政方針演説」「所信表明演説」は日本国憲法に規定があるわけではないんです。
もちろん、法律上も国会法上にも、これだ!っていう明確な規定があるわけでもないんです。
こういうのは慣例っていうのがどうしても関わってくるんですよね。